ホーム
for PDA
「PDAのキーボードって、小さくて使いにくい・・・」
CUT Key搭載のPDAなら、キーが小さくて使いにくいなんていうことはありません。
小さなPDAでも、キーが大きいため、片手でカンタン・らくらく入力。
コンパクトでも、機能はフルキーボードと同じです。
for PC
「キーボードは場所をとるなぁ。片手を別のことに使えればいいのに・・・」
CUT Keyなら、片手でフルキーボードと同じ操作ができるため、片手を自由に使え、机の上もすっきりします。
カンタンに操作を覚えられるため、一般ユーザー・ビジネスユーザーはもちろん、障害者・高齢者にも愛用されています。
for Car in the future
「カーナビの文字入力って、打ちにくい・・・」
すでにインターネット接続やミュージックサーバーなど、さまざまな機能をもち始めているカーナビ。
そんなカーナビの文字入力が、50音のタッチパネルでは、せっかくの機能も十分に使いこなせません。
将来、片手でカンタン・らくらく入力ができるCUT Keyがカーナビに採用されれば、来たるカーコンピューターの世界が大きく広がることでしょう。
for Home in the future
「ビデオの録画予約もめんどうくさいのに、文字入力なんてできないよ・・・」
近い将来、デジタルテレビは、ホームサーバー、ホームセキュリティ、情報家電など、ホームオートメーションの中心的な役割を担うようになるでしょう。
その入力装置が、フルキーボードやテレビリモコンというのは、ちょっと現実的ではありません。
テレビリモコンの大きさにフルキーボードの機能が実現可能なCUT Keyは、将来のホームオートメーションのターミナルとして、十分な可能性を秘めています。
for Mobile in the future
「携帯電話のメールって、入力に時間がかかるなぁ・・・」
すでに非常に多くの方が使っている携帯電話のメール。
でも、入力方法は、数字キーに50音を割り当てた大変入力しにくい方式のまま。
将来、携帯電話にCUT Keyが採用されれば、メールがずっと早く入力できるようになることでしょう。
キー配列が携帯電話と同じ3段4列のCUT Keyなら、携帯電話との親和性も十分です。
CUT Keyとは
CONTENTS
CUT Keyってなに?
自分の意思をパソコンに伝える、それがキーボードの役割です。
進化しつづけるパソコン本体や周辺機器に対して、キーボードのカタチはほとんど変化していませんでした。
もっと正確に、もっと効率的に、もっと使いやすく便利に文字やデータが入力できたら・・・
「CUT Key」は、このような理想を実現するために開発されました。
Compact Universal Terminal Keyboard -「CUT Key」は、コンパクトなボディーに収まったわずか22個のキーの組み合わせで、フルキーボードと同じように文字入力が行え、ショートカットや様々な機能も使えます。

両手が離せないフルキーボードに比べ、「CUT Key」なら空いている手で伝票や原稿もチェックできます。電話をしながら、コーヒーを飲みながら、ソファーでくつろぎながら・・・
そんな自由な使い方ができるようになるのです。
モバイル化がますます進む現代、ペンを持つようにキーボードを操る。これが進化した文字入力のスタイルと言えるでしょう。
片手でらくらく、初めて使う方でも打ちやすさを実感できるキーボード、それが「CUT Key」なのです。
なぜか使いにくい今のキーボード
今のパソコンのキーボードは、あまり合理的にできているとはいえません。
初心者にとっては、多くのキーが複雑に並んで、いちいち両手で打たなければならず、キーボードアレルギーの原因になっています。
キーボードのカナ配列は、50音が不規則に分かりにくく並んでいるので、覚えるのも打つのも難しく、最近ではローマ字入力が主流になってきました。そのローマ字入力に使う英字の配列も、決して打ちやすいとは言えません。
また、机の上で使うキーボードは、場所を広く取るので書類の置く余裕がなく、右手でマウスを操作しながら、たびたびその手を大きく動かさなければなりません。
モバイルパソコンには、小さいフルキーボードが付いているので、たくさんのキーが細かく密集して、両手でも片手でも打ちにくくなっています。
なぜ、今のキーボードは、このような形になったのでしょうか。
キーボード配列の主流となっているQWERTY配列は、130年前の機械式タイプライターから始まりました。

実は、当時はあまり早く打つと、活字の付いたタイプバーが絡んで困るので、よく使う文字を打ちにくい位置に並べた、と言われています。(タイプライターのセールスマンがデモを行うときのために「TYPEWRITER」の文字を1列に並べた、という説もあります)
- QWERTY配列のキーボード
また、日本語かな配列の主流となっているJISかな配列も、大正時代のカナ文字タイプライターの一部を、とても合理的とは言えない方法で、無理に並べ替えたものです。
- JISかな配列のキーボード
さまざまなキーボード配列の提案
こうした不合理な配列を見直すために、多くの提案が行われました。中には優れたものもあったのですが、残念ながら広く普及するには至りませんでした。
- Dvorak配列のキーボード
- 母音を左側中段に、よく使う子音を右側に並べた、英語の入力に最適な配列です。
- SKY配列のキーボード
- 子音を左側に、母音とその複合音を右側に並べた、日本語の入力に向く配列です。
- 親指シフト配列のキーボード
- かな50音を、各キーに2文字ずつ並べ、親指のシフトで打ち分ける配列です。
- M式配列のキーボード
- 日本語の音読みの特性を活かした複合音を、八の字型に並べた、合理的な配列です。
しかも、これらの提案のほとんどが両手型で、片手方式はあまり提案されてこなかったのが現状です。
覚えやすく打ちやすいCUT Key
CUT Keyは、こうした今のフルキーボードの使いにくさを解消し、片手でらくらく入力できるようにするために、さまざまな工夫がなされています。
電卓やテンキーをすばらしいスピードで打つ人を見かけますが、CUT Keyは、電卓やテンキー、携帯電話と同じ3段4列のキーに、ローマ字を覚えやすく打ちやすく並べています。
覚えやすく打ちやすい文字入力
CUT Key配列では、12個の文字キーに母音と子音とを分けてほぼ50音順に並べ、濁音を清音の隣に配置しています。
また、最も出現頻度の高い5つの母音を1文字ずつ置き、子音を出現頻度の順に3文字ずつ並べてあるので、日本語も英語も極めて打鍵効率のよい入力ができます。
各文字キーを1回打つと、そのキーの左端に書かれている文字が入力され、2回打つと2番目の文字が、3回打つと3番目の文字が入力されます。
- 日本語(ローマ字)の出現頻度
- 英語の出現頻度
機能キーもらくらく入力
わかりやすい機能キーの働き
CUT Keyの配列では、12個の文字キーのまわりに、10個の機能キーがコの字型にされ、各機能キーを単独で打つと、そのキーのメインの機能が働きます。
「Space」キーを文字キーと同時に打つと、文字キーの上側に書かれた文字が入力できます。同様に機能キーと同時に打つと、機能キーの上側に書かれた機能が働きます。
「変換」キーを文字キーと同時に打つと、文字キーの下側に書かれた文字を入力できます。同様に機能キーと同時に打つと、機能キーの下側に書かれた機能が働きます。
「Enter」キーを他の各キーと同時に打つと、各キーの右上側に書かれた文字を入力できます。
便利なショートカット機能
CUT Keyでももちろん、フルキーボードで利用可能な「Shift」「Alt」「Ctrl」と組み合わせたショートカット機能を使うことができます。
F1~F12のファンクションは、「Space」+「変換」を押してから、文字キーの各数字を打つと、対応する機能が働きます。
「Ctrl」と英字を組み合わせたショートカットは、すべての指を話したときにその機能が働きます。例えば、「Ctrl」+「z」(元に戻す)は、「Ctrl」を押しながら「s」を2回押し、すべての指を離したときに働きます。
メニューバーのメニュー項目は、「変換」+「Alt」で表示することができます。また、いざというときの強制終了は、「Ctrl」+「Alt」+「BS」で働きます。
片手・らくらく・コンパクトを実現する工夫
CUT Keyは、わずか12個のキーで楽に早く文字を入力できるようにするために、日本語の特性を利用した工夫をしています。
長音符と促音の配列
長音符の「ー」と促音の「っ」は、必ず母音のすぐ次に使われ、決して、すぐ前が子音になることはありません。
- ●「ー」
- ボーイ :BOO-I
- ●「っ」
- ニッサン:NIっっSAN
また、「II」「UU」「OO」のすぐ前が母音になる言葉はありますが、同じ母音が続く「AA」と「EE」は、決して母音のすぐ次に使われません。
- ●「II」
- 経緯 :KEII
- ●「UU」
- 幸運 :KOUUN
- ●「OO」
- 気が多い:KIGAOOI
- ●「AA」
- 場合 :BBAAI
- ●「EE」
- 姉さん :NEESAN
CUT Keyでは、この特性を利用し、「A」と「ー」、「E」と「っ」を同じキーに配置いるため、意識せずに打ち分けることができます。
長音符の極めてまれな使われ方への対応
普通、長音符の次には何もないか、子音か、「A」以外の母音がきます。しかし、極めて特殊な言葉で、長音符の次に「A」が来ることがあり、この場合、通常の方法では「A-」と「ーA」の打ち分けができません。
- ●長音符の次に何もなし
- サッカー:SAっっKA-
- ●長音符の次に子音
- トータル:TO--TARU
- ●長音符の次に「A」以外の母音
- シーエム:SI--EMMU
- ●長音符の次に「A」(特殊な例)
- シーア派:SI--AHA
これに対応するため、「S」の下側にある「ー」の記号を「Alt」と同時に打って入力することとしました。
撥音の配列とその入力
撥音の「ん」は、普通のローマ字の入力と同様に、「N」を1~2回打って入力し、次の文字が子音か母音か拗音の「Y」かによって、打つ回数を判断します。
- ●「N」の次が子音
- 関心:KANSIN
- ●「N」の次が母音
- 親愛:SINNAI
- ●「N」の次が拗音
- 参入:SANNNYUU
撥音の「ん」の入力は、普通のローマ字と同様に、ナ行の「N」と兼用されます。「N」の隣には、日本語では使わなくてもよい「C」と「Q」と配置しました。
CUT Keyの打ちやすさ
では、CUT Keyはどのくらい打ちやすいのでしょうか?
下のグラフは、初心者のCUT Keyの習熟度とQWERTY配列の習熟度を比較したものです。QWERTY配列に比べて覚えやすく、急速に上達することが分かります。
- CUT Keyの習熟度
次に、日本語と英語の文章を入力したときに、どのくらいキーを入力するかを比較すると、次のページの例のようになります。
CUT Keyの方QWERTY配列に比べて1割程度打鍵数が多いことが分かります。
しかし、CUT Keyは打つ頻度によってキーが配列されているため効率的に打つことができ、打つ早さにはあまり影響がありません。
一方、携帯電話で入力したときの打鍵数をみると、日本語も英語も打鍵数が多く、CUT Keyの倍近くになります。
CUT Keyは、携帯電話と同じ3段4列のキーに文字を配列しているため、携帯電話にCUT Keyが採用されれば、メールなどが早く楽に入力できるようになります。
(例)国境の長いトンネルを抜けると雪国であった
- ●QWERTY
- KOKKYOUNO NAGAI TONNNERUWO NUKERUTO YUKIGUNIDE ATTA(46回)
- ●CUTKey
- KOっっKYOUNO NAGGAI TONNNERUWWO NUKERUTO YU YUKIGGUNIDDE AっっTA(52回)
- ●携帯電話
- カ5タ3小カ2ヤ3小ア3ナ5→ナガア2タ5ン3ナ4ラ3ヲ2ナ3カ4ラ3タ5ヤ2カ2→カ3゙ナ2タ4゙アタ3小タ(83回)
(例)There is no smoke without fire.
(火のない所に煙は立たぬ)
- ●QWERTY
- THERE IS NO SMOKE WITHOUT FIRE(25回)
- ●CUTKey
- THERE IS NO SMMOKE WWITHOUT FFFIRE(29回)
- ●携帯電話
- TH2E2R2E2 I3S3 N2→O3 S3M→O3K2E2 WI3TH2O3U2→T F3I3R2E2(57回)
商品情報
CUT Key Pocket
卓上用CUT Keyの第二段として、さらにコンパクトになったCUT Keyです。
ポケットにも入る大きさで、USB接続を採用し、ドライバーのインストールもいらないため、どこにでも持ち運び、気軽にパソコンにつないで使うことができます。
- ●型番
- VC-201
- ●発売時期
- 2000年
- ●発売元
- ミサワホーム
- ●対応OS
- Windows98/98SE/me/2000/XP
- ●接続IF
- USB(Ver1.1)
- ●寸法
- 80mm×130mm×22mm(突起部は含まず)
- ●重量
- 120g
CUT Key Win for Pocket PC 2002
WindowsCE搭載のPocket PC用のソフトウェアキーボードによるCUT Keyです。
ソフトウェア方式なので、インストールするだけで、気軽に導入ができます。
ペン入力で高速入力ができるよう、工夫がなされています。
- ●発売時期
- 2002年
- ●発売元
- 国際メディア研究財団
- ●対応機種
- Pocket PC/Pocket PC 2002
Pacty
NTTドコモが2000年に発売したポケットボード「Pacty」には、CUT Keyが採用されました。
コンパクトなボディでもらくらくメールが打てるPactyは、将来の携帯電話へのCUT Key導入への布石となりました。
※本製品は、メーカー販売を終了しております。
- ●発売時期
- 2000年
- ●発売元
- NTTドコモ
- ●寸法
- 82.5mm×82.5mm×32mm
- ●重量
- 135g
- ●OS
- Microsoft Windows CE Ver3.0(Pocket PC)
CUT Key PenⅡ for PalmOS
PalmOS搭載のPDA用のペン入力タイプのCUT Keyです。
シートタイプで、簡単に切り替えることができ、必要に応じてGraffittiとCUT Keyを使い分けることができます。
ペン入力で高速入力ができるよう、工夫がなされています。
※本製品は、メーカー販売を終了しております。
- ●型番
- VP-3023(for SONY)
VP-3022(for Palm) - ●発売時期
- 2002年
- ●発売元
- ミサワホーム
- ●対応機種
- CLIE PEG-S300/S500C
CLIE PEG-N600C/N700C/N750C
CLIE PEG-T400
Palm Vx/m500/m505 - ●対応OS
- Palm OS 3.5/4.0/4.1(for SONY)
Palm OS 3.5/4.0(for Palm)
G-FORT
NTTドコモが2000年に発売したPocket PC「G-FORT」には、PDA用ハードキーボードとして、初めてCUT Keyが採用されました。
コンパクトなPDA用のキーボードでも、フルキーボードと同等の機能を備え、ボタンが大きいため、長文でもらくらく入力ができます。
※本製品は、メーカー販売を終了しております。
- ●発売時期
- 2000年
- ●発売元
- NTTドコモ
- ●寸法
- 25.5mm×81mm×85mm
- ●重量
- 約300g
CUT Key
最初の普及型モデルの卓上用CUT Keyです。
一般的なテンキーと同じ構造を採用しているため、従来のPCユーザーにも大変入力がしやすく、ドライバーのインストールもいらないため、使い勝手もすぐれています。
- ●型番
- VC-101
- ●発売時期
- 1999年
- ●発売元
- ミサワホーム
- ●対応OS
- Microsoft Windows95/98/NT4.0/2000/XP
- ●接続IF
- PS/2
- ●寸法
- 94mm×160mm×32mm(突起部は含まず)
- ●重量
- 220g
お客様の声
●CUT Keyをバックに入れて持ち歩き、自宅と勤務先のパソコン間で何のデバイスドライバの変更もなしに差し替えるだけで、利用できる点が素晴らしい。10年以上コンピュータのシステム開発に関わってきたが、日本語の入力に限って言えば、フルキーボードの「かな入力」より数倍早く入力できました。
(相模原市 M・S様)
●現在パソコンを3台ほど使って、インターネットやゲームなど楽しんでいますが、キーボードを置くスペースがなく、とっかえひっかえで使っています。LANを使っても最低限キーボードは必要です。
このような場所をとらないキーボードを待ち望んでいました。
(清瀬市 M・U様)
●私は、病院の外来や手術中に片手で、キーボード入力が必要なので、大変重宝しております。
(土浦市 K・T様)
●常々キー数に疑問を抱き、自分でも30個ぐらいで、日本語入力が可能なものができないかと夢想していたのですが、22個とは驚きました。
(佐賀郡 S・B様)
●住宅だけでなく様々なことに取り組まれている姿勢を頼もしく思っております。わたしは、以前マンマシンインターフェースの研究を少しやったことがあり、CUT Keyに興味を持ちました。
これからは家庭でもますます情報通信機器との関係が深まってきます。CUT Key配列のホームコントローラーなどもご提案ください。
(津市 J・O様)
●携帯電話のキーで短文のメールを入力していますが、CUT Keyなら配列が単純なので簡単に入力できそうです。
(浦和市 H・K様)
●CUT Key配列の携帯電話があったら、ポケベル式よりもっと楽に入力できるような気がします。
(つくば市 G・I様)
●もう少し小型になったハンドヘルドPC用の、CUT Keyがあったら面白いなと思います。
(宮城県亘理郡 S・J様)
●早速CUT Keyを購入して使っています。購入後、約1ヶ月でタッチタイピングで打てるようになりました。コンピュータを使い出して約20年になりますが、左手が全く使えないためタッチタイピングができず、うらやましく思っていました。CUT Keyは、私にとって夢のようなキーボードです。
今まで、様々なキーボードを使ってきましたが、すべて帯に短し襷に長しでしたし、右手だけでは負担が多くなりミスタッチもありました。その点CUT Keyは、ほとんどミスタッチなく打てます。
おそらくテンキーを意識してだと思いますが、デザインにもう一工夫ほしいと思います。使用していて自慢できるようなデザインであれば、福祉機器を超えたユニバーサル機器として、より普遍化、一般化するのではないでしょうか。
私はこれから何十年とこのキーボードと付き合っていく事になりますので、要望や希望は切り無くありますが、いずれにしろ私にとっては、すばらしいキーボードです。
(山口市 T・S様)
●友人には障害がありますが、以前は普通のキーボードでローマ字入力をしていて、広いキーボードに散らばるキーを拾うのが無理な状態でした。今はCUT Keyで楽に入力できると喜んでおります。
(京都市 H・K様)
●手の不自由な小学生にパソコンを教え始めました。1本の指でキーを押すための大変すばらしい製品があるんだと、感激しています。
(富士市 K・S様)
●健常者にとっても大変楽で、障害者にとっては必要となり得る本当のユニバーサルデザインな商品だと思います。
(横浜市 M・O様)
●高齢の父がキーボードとして、CUT Keyなら覚えられそうだと喜んでおります。
(広島県安芸郡 H・U様)
●知人に見せたところ、「コンピュータ音痴の姉(33才)に使わせたい」と喜んでおります。
(大阪市 H・T様)
●CUT Keyのインターフェースを備えた携帯情報端末装置を心待ちにしております。
(日立市 M・M様)
●CUT Keyが片手入力キーボードとして認知され、日本での入力方式の標準になることを熱望しております。
(福井市 T・F様)
開発者インタビュー
- 加藤 善也 | YOSHIYA KATO
- 住宅都市工学研究所理事
- 昭和37年日本大学理工学部卒業。ミサワホーム(株)専務取締役、(株)ミサワホーム総合研究所社長を経て、平成17年より現職。
-- CUT Key開発のきっかけは?
●加藤 CUT Keyを考え始めてから15年が過ぎました。何度か行き詰って断念しかけたのですが、しばらく経つと突然アイデアが湧き、そのつど仕切り直しをしたのです。おそらく、何千種類もの配列の組み合わせを検討したように思います。
ちょうど、パソコンやワープロを始めた時期で、厄介なキーボードにうんざりしていました。また、電子手帳を使っていたので、入力方法に疑問をもち、何とかならないかと思ったのが始まりです。
調べてみると、なんと1社だけでキーボードの特許を数百件も出している企業があり、とても太刀打ちできないことを悟りました。ところが、意外なことに、当時は片手入力の提案がほとんどなかったのです。
そこで片手方式に絞って検討を始めました。そのうち、5列3段の横長の配列が最もタッチタイピングがしやすいことを知り、それを理想形と考えて文字配列を決めたのです。考え方を整理するため、1995年に情報処理学会で発表しました。
しかし、あるきっかけから、携帯電話や電卓やリモコンの数字のキーと同じ3列4段の配列に新たな可能性を見いだし、途中から宗旨替えをしました。その文字配列を決めてから再び学会発表したのです。
-- なぜ住宅メーカーであるミサワホームから発売されたのしょうか?
●加藤 長年、住宅の技術開発に携わってきたので、新技術の商品化について社内の協力を得やすい状況にあったのが幸いしました。ミサワホームが住宅の高機能化や電脳化に早くから取り組んでいたので、そのテーマを共通にして、ITの開発部門と一緒に仕事ができたのです。
アルプス電気(株)の協力を得て試作を行い、高木産業(株)と共に卓上の片手キーボードを具体化して、1998年のワールドPCエキスポに出展しました。その反響が大きく、商品化につながったのです。
-- 最後に一言。
●加藤 CUT Keyの実用化にあたって、各方面の方々にお世話になりました。特にモバイル研究家の入鹿山剛堂氏、キーボード教育家の増田忠氏に貴重なご意見をいただきました。また、社内では、北上義一、酒井靖夫、八木仁、石川新治、佐藤廣明、福山直文、吉田勉の諸氏から協力を得ました。ご支援いただいた多くの方々に、厚くお礼を申し上げます。