ターゲットが違う2つのサイトのブラウザシェアやスマートフォン比率を比較してみた

2013020201

私が運営しているサイトの中でも、ターゲットが異なる2つのサイトのページビュー、ブラウザシェア、スマートフォン比率の傾向の違いが面白いので、ご紹介したいと思います。

月間PVが3万と5万のサイトなのでちょっとアレなのですが、それなりに参考になるのではないかと

ひとつ目のサイトは「狭小インテリア」。こちらは狭小住宅やマンションでのインテリアのテクニックを紹介したサイトで、インテリアに興味がある一般の人(女性が多い?)がターゲットです。BtoCサイトに近い傾向があるかと思います。

もう一つがお馴染み(?)「Responsive Web Design JP」。こちらは日本国内のレスポンシブWebデザインを紹介したサイトで、主にWeb業界関係者や企業のWeb担当者がターゲットです。かなり特殊ですが、どちらかといえばBtoBに近い傾向かと思います。

1. ページビュー比較

まず、2013年1月の月間PVの比較です。

「狭小インテリア」の月間PV

「Responsive Web Design JP」の月間PV

正月休み期間はどちらもPVが低くなるのですが、「狭小インテリア」は平日休日関係なく一定のPVがあります。家やモバイルといった、プライベートな環境から閲覧されることが多いのかと思われます。

一方、「Responsive Web Design JP」は、平日はPVが多くなり、休日は少なくなります。こちらは職場からの閲覧が多いと推察されます。

2. スマートフォン/タブレット比率

次はスマートフォン(タブレット含む)からのアクセスの比率です。

「狭小インテリア」のスマートフォン比率

「Responsive Web Design JP」のスマートフォン比率

「狭小インテリア」はスマートフォンからのアクセスが多く、半分近くに達しています。少し前までは4割前後でしたので、モバイルの比率は増え続けているようです。一方「Responsive Web Design JP」は、1割にも満たない比率です。

これらは、一般的なBtoC、BtoBサイトと似たような傾向を示しています。

3. ブラウザシェア

次にブラウザシェア(モバイルブラウザを除く)です。

「狭小インテリア」のブラウザシェア

「Responsive Web Design JP」のブラウザシェア

「狭小インテリア」はやはりIEの比率が6割を占めています(それでも昔に比べて少なくなった印象ですが)。特にIE9は4割近いシェアですが、IE8もまだまだ2割近いシェアを占めています。IE6はかなり減っているものの2.6%残っています、IE7も3.4%と切り捨ててよいかどうかは微妙なラインです。ChromeやFirefoxは以前に比べてかなりシェアを伸ばしているとはいえ2割に満たず、IEに比べればまだまだ少ない印象です。

ただ、この数値はモバイルのブラウザを除外しています。「狭小インテリア」はモバイルの比率が半数近くを占めるので、モバイルを含めるとIEのシェアは半分近く減ります。(Windows Phoneが増えればIEのシェアも変わるかもしれませんが。)

一方、「Responsive Web Design JP」はChromeが4割を超え、圧倒的なシェアを占めています。IEは全体でも1割程度で、IE9が5.9%です。IE8以下は無視していいのではと思ってしまうほどです。ただ、こちらはWeb業界関係者からのアクセスが多いことに起因していると考えられ、かなり一般的な傾向から乖離した特殊な結果かと思います。

最後に

本当はもっとアクセスの多いBtoCとBtoBの企業サイトで比較できると良いのですが、なかなか数値を表に出すのも難しいので、個人サイトで比較してみました。それでもかなり傾向に違いがあり、それなりに参考にできるのではないかと思います。

今後、他の項目についてもご紹介していけたらと思っていますので、ご興味のある方(いるのか?)はお楽しみに。

コメント

  • Twitterをフォロー
  • Facebookページを見る
  • RSSを登録

KATOSHUN.com | 加藤俊司作品集